【オーバーホールレポート】21ソルティガの魅力と注意点|
- 山 リールベース
- 6月28日
- 読了時間: 3分
こんにちは、ReelBaseYAMAです!
今回はダイワ 21ソルティガのオーバーホールをご依頼いただきました。
その圧倒的な剛性と巻き心地は、多くのオフショアアングラーに愛されている1台です。
ただし、大型リールならではのトラブルも潜んでいます。
この記事では、21ソルティガの魅力と共に、オーバーホールの重要性、そしてセルフメンテナンスのポイントをお伝えします。
まずはオーバーホールに関して
◆ ご依頼内容:巻きの重さと異音
お客様からのヒアリングでは、
巻きが少し重く感じる
ザラついたシャリ音がする
という症状がありました。
◆ 実際の不具合と交換パーツ内容
内部を分解・点検した結果、以下の症状と交換が必要なパーツが見つかりました。
🔧 1. ドライブギア+ピニオンギアの摩耗
ギア歯面に摩耗・軽度の腐食が確認され、回転時の噛み合わせ不良が発生。
これにより、巻き感が「重い」「ゴリゴリする」と感じる要因になっていました。
🔧 2. ベアリング3点の劣化(うち一部に錆)
回転時の異音の原因は、ラインローラーやピニオン部などに使用されるベアリングの劣化と判断。
高負荷ジギング後の塩抜き不足、または防水性能の限界を超えた浸水が原因と推測されます。

今回のオーバーホールでのパーツ交換および主要パーツ交換を含めた代金はこんな感じ!

◆ 21ソルティガの魅力とは?
21ソルティガといえば、以下の特徴が挙げられます。
モノコックボディによる高剛性構造
大口径ギア(G1 DURALUMIN)による圧倒的な巻き上げ力
防水性能の高さ(マグシールド)で長寿命化
ジギング・キャスティング問わず対応可能なパワーリール
特に、大物狙いで酷使されがちなリールにとって、これらの要素は大きなアドバンテージとなります。
今回は、ドライブギア+ピニオンギアの交換を含めたフルメンテナンスとなりました。
巻き時の違和感やノイズは、ギアの摩耗によることが多く、定期的な交換が必要です。
◆ 大型リール特有のトラブルとは?
21ソルティガのような大型リールでは、以下のようなトラブルが起こりやすいです。
塩ガミ:特に海水ジギングでの使用後、ラインローラーやベール部に固着が発生
ギアの異音・ザラつき:力が加わる分、ギアの摩耗も早く進行
ハンドルやスプールのガタつき:ドラグの酷使や高負荷の巻き上げによる変形
これらは放っておくと故障につながるため、年1回のオーバーホールを強くオススメします。
◆ セルフメンテナンスのすすめ
釣行後の簡易メンテナンスを習慣にすることで、トラブルの多くは防げます。
使用後は真水でリール全体を軽く洗い流す
ラインローラーやスプールシャフトに注油
海水を拭き取ってから保管する
ただし、内部まで洗浄するのはプロの技術と工具が必要なので、異音や違和感が出たら無理せずご相談ください。

◆ ReelBaseYAMAからひと言
21ソルティガは、まさに「プロ仕様」の最強リール。
その性能を長く保つためにも、定期的なメンテナンスが命です!
「最近、なんかゴリ感あるな…」
「シャリ音が気になる…」
そんな違和感を感じたら、ぜひReelBaseYAMAへご相談ください!
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