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【オーバーホールレポート】21ソルティガの魅力と注意点|

こんにちは、ReelBaseYAMAです!


今回はダイワ 21ソルティガのオーバーホールをご依頼いただきました。

その圧倒的な剛性と巻き心地は、多くのオフショアアングラーに愛されている1台です。

ただし、大型リールならではのトラブルも潜んでいます。

この記事では、21ソルティガの魅力と共に、オーバーホールの重要性、そしてセルフメンテナンスのポイントをお伝えします。


まずはオーバーホールに関して


◆ ご依頼内容:巻きの重さと異音



お客様からのヒアリングでは、


  • 巻きが少し重く感じる

  • ザラついたシャリ音がする



という症状がありました。





◆ 実際の不具合と交換パーツ内容



内部を分解・点検した結果、以下の症状と交換が必要なパーツが見つかりました。



🔧 1. ドライブギア+ピニオンギアの摩耗



ギア歯面に摩耗・軽度の腐食が確認され、回転時の噛み合わせ不良が発生。

これにより、巻き感が「重い」「ゴリゴリする」と感じる要因になっていました。



🔧 2. ベアリング3点の劣化(うち一部に錆)



回転時の異音の原因は、ラインローラーやピニオン部などに使用されるベアリングの劣化と判断。

高負荷ジギング後の塩抜き不足、または防水性能の限界を超えた浸水が原因と推測されます。



今回のオーバーホールでのパーツ交換および主要パーツ交換を含めた代金はこんな感じ!


◆ 21ソルティガの魅力とは?



21ソルティガといえば、以下の特徴が挙げられます。


  • モノコックボディによる高剛性構造

  • 大口径ギア(G1 DURALUMIN)による圧倒的な巻き上げ力

  • 防水性能の高さ(マグシールド)で長寿命化

  • ジギング・キャスティング問わず対応可能なパワーリール



特に、大物狙いで酷使されがちなリールにとって、これらの要素は大きなアドバンテージとなります。


今回は、ドライブギア+ピニオンギアの交換を含めたフルメンテナンスとなりました。

巻き時の違和感やノイズは、ギアの摩耗によることが多く、定期的な交換が必要です。





◆ 大型リール特有のトラブルとは?



21ソルティガのような大型リールでは、以下のようなトラブルが起こりやすいです。


  • 塩ガミ:特に海水ジギングでの使用後、ラインローラーやベール部に固着が発生

  • ギアの異音・ザラつき:力が加わる分、ギアの摩耗も早く進行

  • ハンドルやスプールのガタつき:ドラグの酷使や高負荷の巻き上げによる変形



これらは放っておくと故障につながるため、年1回のオーバーホールを強くオススメします。





◆ セルフメンテナンスのすすめ



釣行後の簡易メンテナンスを習慣にすることで、トラブルの多くは防げます。


  • 使用後は真水でリール全体を軽く洗い流す

  • ラインローラーやスプールシャフトに注油

  • 海水を拭き取ってから保管する



ただし、内部まで洗浄するのはプロの技術と工具が必要なので、異音や違和感が出たら無理せずご相談ください。




◆ ReelBaseYAMAからひと言



21ソルティガは、まさに「プロ仕様」の最強リール。

その性能を長く保つためにも、定期的なメンテナンスが命です!


「最近、なんかゴリ感あるな…」

「シャリ音が気になる…」


そんな違和感を感じたら、ぜひReelBaseYAMAへご相談ください!



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