【オーバーホールレポート】19アンタレス|キャスト時の不調をリセット、ベイト最上級機の再生整備
- 山 リールベース
- 6月13日
- 読了時間: 2分
【ご依頼内容】
今回のご依頼は、シマノのハイエンドベイトリール「19アンタレス」。
現行ベイトリールの中でもトップクラスの完成度を誇り、“飛距離×精度”のバランスが非常に高いモデルです。
事前に伺っていた症状は以下の通り:
キャスト時のシャリ感
キャスト時に発生する微細なノイズ
【診断結果と作業内容】
分解・点検の結果、以下が確認されました:
YAMAベアリング(4点)に摩耗・回転不良 → キャスト時のノイズ・シャリ感の主因
内部グリスの劣化・汚れ →リーリング時の回転抵抗を助長
今回はオプションで「お急ぎ仕上げ」対応(即釣行にも間に合う体制)

【交換パーツと料金一覧(税別・クーポンなし)】

【アンタレスの進化と魅力】
歴代アンタレスの系譜
00アンタレス:ベイトの革命児。今でも「金アン」の愛称で語り継がれる存在
12アンタレス:遠心とDCの両立、高剛性ボディで操作感を進化
19アンタレス:マグナムライトスプール搭載で軽量ルアーの飛距離性能が向上
22アンタレスDC:デジタルコントロールの完成系へ
アンタレスシリーズは「最も遠くへ、最も精密に」を追い求め続ける、ベイトリールの象徴的存在です。
【ベアリングとキャストフィールの関係】
ベイトリールでは、スプールの回転=ベアリングの状態そのもの。
わずかな摩耗や汚れでも、キャスト時の“抜け感”に影響
異音やシャリ感は「回転ロス」の証
高性能ベアリング(今回使用:YAMAベアリング)で、スムーズな立ち上がりと失速のない回転を実現!
【まとめ】

「飛ばない」「シャリつく」「なんか重い」
それ、中身の“声”かもしれません。
19アンタレスは現在でもトップの完成度を持つ機種ですが、だからこそわずかな変化が性能に直結します。
今回はベアリング交換と整備で、本来の「飛び・巻き・気持ちよさ」を復活させました。
ReelBaseYAMAでは、ハイエンドベイトも一台一台、症状にあわせて丁寧に再調整いたします。
アンタレスの実力、整備で取り戻しましょう!
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